診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
発芽直後や育苗中、または定植後すぐに発病し、枯死する場合に苗立枯病と名付けられることが多い。小苗の発病では茎(胚軸)の地際部が褐変してくびれ、根も腐敗して細くなり、地際から倒伏して枯死する。最初の発病場所から周辺へ次々と病気が広がる。播種箱では1箱が全滅することもある。育苗中または定植後の苗では茎の地際部が罹病し、病斑部がくびれ、上部が萎れて枯れる。軽度の場合も茎の導管部が損傷するため生育に大きな影響がある。
オクラ、キャベツ、キュウリ、コマツナ、タマネギ、トマト、ナス、ネギ、パセリ、ピーマン、マクワウリ等。他に多くの花卉類に発生する。
病原菌は植物残渣とともに生存している。連続降雨や過度の灌水で土壌が水分過多になると発生しやすい。他にFusarium菌やPythium菌等により苗が枯れることがある。
播種床には新しい土を使う。過度の灌水をしない。播種や苗を定植する場所を高くして冠水しないようにする。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草