診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
若い茎の地際部や球根等が、初め、地面がぬれたようになり、腐敗が進むと地際部から倒伏する。果実が地表面に接触していると接触部から腐敗が進む。また、貯蔵中には果実や球茎等が罹病し、周囲に伝染する。罹病部の表面には光沢のある白いかびが広がり、しばしば茎の地際部を中心に地表面を這う。やがてかびの中に白色の塊ができ、のち球形~楕円形、淡褐色で、ダイコンの種子のような1~2mm大の粒が多数形成される。白いかびと淡褐色の粒(菌核)が白絹病の特徴なので、診断は比較的容易である。
イチゴ、カボチャ、キュウリ、スイカ、タマネギ、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、ピーマン、ラッカセイ等。この他、各種の花卉類等、多くの植物に発生する。
6~9月に雨の多い年に多発し、乾燥した年には発生が少ない。排水不良の畑や有機物が豊富な場合は多発しやすい。発病適温は25℃と比較的高い。菌核は土壌中で5~6年生存し、伝染源となる。
畑の排水を良好にする。前作物での発病が少ないことを確認して植え付ける。菌核を畑に残さないように、土ごと処分する。
稲の病害虫と雑草 |
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難防除雑草