病害虫・雑草の情報基地

豆類の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

マメシンクイガ

Leguminivora glycinivorella
鱗翅目ヒメハマキガ科

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マメシンクイガ
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幼虫、体長約10mm

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蛹、体長約7mm

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卵、長径約0.5mm、短径約0.3mm

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成虫、体長約6mm


被害

莢茎の表面に産み付けられた卵からふ化した幼虫が莢内に穿孔し子実(豆)を食害するサヤムシとして知られる。

被害作物

ダイズ、アズキ、インゲンマメ、エンドウマメ、サヤインゲン、サヤエンドウ、ラッカセイ。

発生

全国に分布する。寒冷地や多湿地に多発する。成虫は7~8月に1回出現し、日没前にダイズの葉上で群飛し、葉表で交尾する。産卵(単粒産卵)は茎や莢表面、ふ化幼虫は莢の中に穿孔し2~3週間で5齢を経て莢外に脱出し土中で営繭し蛹化・越冬する。シロセンナリ等、莢や茎に繊毛を有する品種に多く産卵する。

防除

耕種的には連作を回避し幼虫密度が高まるのを防ぐ。開花後10~30日の子実肥大期に防除。

収録:防除ハンドブック「 豆類の病害虫

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