診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
虫が本田初期に葉鞘部に穴をあけ、心葉を食害する。展葉後に被害葉の先端が折れると有効穂数や粒数が減る。山間部の水田や冷水灌がい田、日かげの水田に多い。被害は南西諸島では3月、北日本では6月に発生する。籾が食害されると穿孔米になることがある。
全国に分布する。年1回発生。西日本では幼虫、北日本では成虫越冬が多い。5月中旬~6月中旬に稲株付近の土中で蛹化し、約2週間の蛹期を経て成虫になる。成虫は温暖な日中に活動し水面を歩く。寿命は約1か月で水田では8月上旬まで発生する。晩秋に再生株を捕虫網ですくいとると成虫が捕獲できる。体はイネミズゾウムシより大きい。
多発時には薬剤防除が必要となる。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草