診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成虫、幼虫共に葉裏から表皮を残して網目状に食害する。被害が多くなると、葉は褐変して枯れる。発生が多いと花や果実も食害され、奇形果や傷果になる。
ナス、トマト、ジャガイモなどナス科作物。
主に露地ナスに発生する。発生時期は6〜10月上旬であるが、ナスでは6〜8月にかけて被害が多い。卵は葉裏に固めて産み、ふ化幼虫は集団で食害するが、1齢後半には分散する。幼虫は4齢を経て葉裏で蛹になる。産卵後30〜40日で新成虫が現れる。オオニジュウヤホシテントウは北海道、東北、北陸、山陰など気温の低い地域に分布し、ニジュウヤホシテントウは関東南部、東海、近畿、山陽、四国、九州に分布する。年平均気温14℃の等温線によって分布が区分される。
発生の少ない場合には捕殺する。越冬成虫は、まずジャガイモ畑に飛来するので、隣接した場所での栽培を避ける。発生が多い場合には、早めに薬剤による防除を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草