診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
土壌中に潜んだ幼虫が育苗中や定植間もない苗の地際部の茎を食い切る。密度が低くても次々と切り倒すので、被害は大きい。
ナス、ピーマン、トマトなどナス科、ダイコン、ハクサイなどアブラナ科、ホウレンソウ、レタス等。
カブラヤガの発生回数は地域によって異なるが、年2〜4回である。越冬は、通常成熟幼虫で土壌中にて行う。卵は作物の葉や雑草の枯れた茎葉に1個ずつ産みつけられる。中・成熟幼虫になると昼間は土壌中に潜り、夜間活動する。発生は除草などの管理が不十分な圃場や周囲に雑草地が多い圃場で多い傾向がある。タマナヤガもカブラヤガと似た発生習性を有するが、休眠性が無く、寒冷地では越冬できない。関東以西では年4〜5回発生する。
圃場内外の除草の徹底。特に、前作で雑草繁茂させない。被害株が見られたら、その近くの土壌中に潜んでいるので、掘り出して捕殺する。発生が多い場合には薬剤による防除を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草