診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
地際の茎に発生すると暗褐色水浸状になってややくぼみ、根は褐変腐敗して、地上部は萎凋、枯死する。茎、葉、果実に発生すると暗褐色~暗緑色水浸状の病斑を形成し、葉や果実では軟化腐敗する。多湿条件下では病斑の表面に霜状のかびを生じる。
トマト、ピーマン、キュウリ、スイカ、カボチャなど。
露地栽培、施設栽培で発生する。露地栽培では6~9月に果実の被害が発生しやすい。果実被害は圃場で発生するほか、市場病害としても重要である。施設栽培では4月以降に発生し、梅雨後半から9月にかけて降雨が多いと多発する。病原菌は被害残渣とともに土中に残り次作の伝染源となる。病原菌は雨滴や灌水などで水媒伝染する。
連作をしない。ナス科、ウリ科との輪作も避ける。排水を良くする。高畦栽培する。抵抗性台木に接ぎ木する。敷わらまたはマルチ栽培する。発病株は直ちに抜き取る。施設栽培では夏季にハウスを密閉して太陽熱消毒する。
稲の病害虫と雑草 |
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