診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉に発生する。はじめ葉の裏面に白っぽいかびが固まったような小斑点を生じ、病斑は拡大し、直径5~10mmの円形の褐色で周縁部がやや不明瞭な斑点となる。病斑部のかびは次第に灰褐色~すす状に変わる。葉の表面の病斑は淡黄褐色~褐色となる。多発すると、多数の病斑が融合し、葉全体が退色黄化して落葉する。
ナス、ヒラナス。
施設栽培で発生する。ハウス促成栽培では2~4月、半促成栽培では4~5月に発生しやすい。ハウスの温度が23~28℃で湿度が高いと多発する。作物の残渣や資材などに付着した病原菌が次作の伝染源となる。病斑上に形成されたかびの胞子が飛散してまん延する。
ハウス内の換気をよくする。地表面は全面マルチする。風通しをよくし、過繁茂を避ける。発病葉は摘み取ってハウス外に処分する。発生初期から薬剤散布する。栽培終了後の夏季にハウスを数日間密閉して蒸し込み、資材等に付着している病原菌を死滅させる。
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