診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成虫は0.8mm内外。成虫、幼虫が新芽や葉を吸汁し、その排泄物にすすが発生し、葉や果実が黒くなる。カボチャでは葉全体が、セルリー、ミツバ等では葉柄や太い葉脈が、エダマメでは莢全体が白化し、商品性が低下する。トマトでは果実が部分的に熟さない着色異常果となる。ウイルス(TYLCV)を媒介する。
トマト、ナス、キュウリ、メロン、エダマメ、インゲンマメ、セルリー、ミツバ等。
従来、シルバーリーフコナジラミは新種として扱われてきたが、近年形態による分類からタバココナジラミと同一種とされた。タバココナジラミは世界的には、B系統やQ系統などと多くの系統があり、現在我が国で被害を与えているタバココナジラミは、全て海外から侵入した系統と考えてよい。成虫はオンシツコナジラミと近似するが、幼虫は淡黄色で光沢がある。主に高温期に発生する。低温に弱く、結氷する地域では野外では越冬できない。
薬剤防除を行う。市販の天敵を放飼する。施設では防虫網を張り成虫の飛来を防止する。圃場周辺の除草を徹底する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
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アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
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カキの病害虫 |
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難防除雑草