診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
株全体に症状が現れる。初め晴れの日に株の先端の茎葉が萎れ、夜は回復する。しばらく萎れと回復を繰り返すが、やがて急に株全体が萎れて、回復せず、褐変枯死する。トマトでは罹病株の茎の表面には地際部から上方に暗褐色の筋が入ることが多い。地際の茎を切断すると導管部が褐変していて、切り口から病原細菌が乳白色の汁となって、にじみ出る。ガラスのコップに地際部の茎をさすと、導管部から乳白色の汁が流れ出る。これは本病の診断の決め手となる。
キュウリ、ジャガイモ、トマト、ナス、ピーマン等。キク、トルコギキョウ等の花卉類にも発生する。
病原細菌は罹病植物の残渣とともに土壌中で2~3年以上生存する。水に運ばれ、根の傷口や管理作業の際に付いた傷から侵入する。雨水がたまる場所で発病しやすい。
排水溝を掘り、堆肥や腐葉土を加えるなどして、畑の排水をよくする。発病する植物を連作しない。耐病性台木を使用する。土壌消毒する。
稲の病害虫と雑草 |
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