診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
果実と葉に発生するが、主に果実で問題となる。果実では幼果のがく片部付近に茶褐色の輪紋状の病斑を形成する。この病斑の周りは鮮紅色となり、肥大にともなって亀裂を生じる。貯蔵中の果実にはややくぼんだ円形の黒色病斑を形成し、多湿条件下で灰褐色のかびを生じる。葉では落花期に花弁が付着した場合などに、輪紋状の病斑を形成することがある。
本病原菌は寄主植物が多く、これらの被害残渣上に形成された分生子が伝染源となる。分生子は風で飛散し、開花期の花弁に感染した後、がく片を経て果実へ病斑を拡大する。貯蔵果実では、傷口感染が主である。
落花期以降に有効薬剤を散布する。
稲の病害虫と雑草 |
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難防除雑草