診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
ふ化幼虫は展葉期に芽の内部を食害し、開花前~開花期には花弁を綴り合せて花器を食害する。落花期以降は幼果も食害し、多発生の場合には結実量が減少する。開花期から落花後に被害が目立って多くなる。
屋久島以北に分布する。年1回発生し、幹や枝の表面に産まれた色~灰白色の卵塊で越冬する。卵塊は100個ほどの卵からなる。ふ化は展葉期頃に始まり、開花中に終了する。幼虫は食害部に粗い繭を作って蛹化し、成虫は6月上旬~7月上旬頃に観察される。
雌成虫は体長約9mm、前翅の開帳約24mmで、褐色に暗色の斑紋を有する。雄成虫はやや小型である。幼虫は淡緑色~黒褐色を呈し、頭部は若齢期には黒色であるが、老熟幼虫は茶褐色に変わる。
早期に剪定枝を処分し、越冬密度を低下させる。発生が多い場合は、開花期前後を主体に薬剤を散布する。
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