病害虫・雑草の情報基地

リンゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

すす点病

Zygophiala jamaicensis
《病原》糸状菌 《発病》果実、枝、葉

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すす点病
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黒点状の病斑 ©全農教


被害

果実、枝、まれに葉に発生するが、果実での被害が主である。肥大した果実の表面に針頭大の黒点を数十個単位で形成する。すす斑病と併発することが多い。

発生

伝染源は樹上の枝に形成される分生子であるが、隣接する樹木類からの伝染もある。感染は落花後間もなく始まり、収穫期まで続く。1~2か月間の潜伏期間を経て7月頃から発病がみられる。本病が進行して果実の腐敗や褐変を起こすことはないが、外観が損なわれる。

防除

幼果期から9月まで有効薬剤を散布する。

収録:防除ハンドブック「 リンゴの病害虫

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