病害虫・雑草の情報基地

リンゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

すす斑病

Gloeodes pomigena
《病原》糸状菌 《発病》果実、枝

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すす斑病
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果実の病徴 ©浅利正義

すす斑病
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すす点病の併発 ©浅利正義


被害

果実と枝に発生するが、果実の被害が主である。肥大した果実の表面に黒緑~黒色の薄い墨を付着させたような病斑を形成する。すす点病と同様に表面寄生であるが、本病は病斑によって拭き取れるものもある。すす点病と併発することが多い。

発生

伝染源は樹上の枝に形成される柄胞子であるが、隣接する樹木類からの伝染もある。感染は落花後間もなく始まり収穫期まで続くが、幼果期の潜伏期間は50~70日と長く、成熟果では30日と短くなる。7月頃から発病がみられる。

防除

幼果期から9月まで有効薬剤を散布する。

収録:防除ハンドブック「 リンゴの病害虫

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