診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼虫が樹幹や枝の内部を集団で加害する。加害部から多くの木屑を排出し、樹液の滲出を伴い、発酵したような異臭を発する。寄生樹は衰弱し、枯死を招く。若木での被害は少なく、成木期以降の樹で被害が多い。枝の分岐部や切り口などの樹皮が荒れた部位で被害が多く見られる。
本州、九州、対馬で年1回発生する。成虫は6~8月に発生し、7月が盛期である。成虫は主に樹皮などの隙間に卵塊を産み付ける。ふ化幼虫は卵塊直下から集団で穿孔食害し、樹幹内で2年以上を過ごし、6月には樹幹内で繭をつくり蛹化する。
成虫は開帳40~60mmで、前翅は灰褐色で複数の不規則な黒線がみられる。幼虫は赤紫~赤褐色を呈し、成熟幼虫は体長約40mmになる。
被害枝は見つけ次第、剪去する。
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