病害虫・雑草の情報基地

カンキツの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

赤衣病(あかごろもびょう)

Erythricium salmonicolor
《病原》糸状菌  《発病》枝・幹

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赤衣病(あかごろもびょう)
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発病初期のくもの巣状の菌糸

赤衣病(あかごろもびょう)
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枝を取り巻く淡紅色菌糸

赤衣病(あかごろもびょう)
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太枝を取り巻く淡紅色菌糸


被害

主幹や主枝に4月下旬頃からくもの巣状の白色菌糸がはびこり始め、徐々に拡大する。梅雨期になると菌そうは薄紅色になり、雨の後は特に鮮やかである。枝の周囲を菌そうが取り巻くと、上部の葉は黄化し、その後枯死する。

発生

通風が悪く、日当たり不良な密植園、過繁茂園、管理不良園で発生しやすい。感染は主に梅雨期と秋雨期。

防除

園内の通風、乾燥、日当たりをよくする。発病部位は健全部も含めて剪除し、切り口には癒合剤を塗布する。通常はそうか病や黒点病、かいよう病と同時防除されている。

収録:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫

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