診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
根に多数の根こぶが形成される。ダイズでは生育への影響は少ないが、ラッカセイでは播種1か月後から葉が黄化して生育が劣り着莢数が減少する。
寄主範囲は広く、マメ科、キク科、ナス科、アブラナ科、バラ科、イネ科、セリ科等の各種作物。
土中の卵または幼虫で越冬し、地温が10~15℃になるとふ化する。ふ化幼虫(2期幼虫)は根の先端部より侵入し、幼虫が定着した部分の細胞が巨大化して根こぶを形成する。幼虫は巨大化した細胞から養分を摂取して数100個の卵を生む。ネコブセンチュウは排水の良い火山灰土壌や砂質土壌で被害が発生しやすい。
連作によってネコブセンチュウの密度および被害が増加するので、連作を避けクロタラリアやギニアグラス等の線虫対抗植物や他作物と輪作を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
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