診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成虫は葉脈を残して網目状に食害し、特に、ヒメコガネ成虫によるダイズの被害は多い。ドウガネブイブイ幼虫はラッカセイの根や莢を食害し、枯死させるほどの激しい被害を及ぼす。オオクロコガネ幼虫はダイズ、アズキ、ラッカセイ等の根を食害する。前年多発した畑では、越冬幼虫が蛹化前に作物の地下部位を食害するので、春に播種・定植するマメ類には被害が発生する。
マメ類は成幼虫の加害を受ける。この他、アブラナ科、ウリ科、根菜類、イモ類、イチゴ、レタス、陸稲、スギ苗等の根や地下部位は幼虫に加害され、ブドウ、クリ、キウイフルーツ、モモ、ウメ、カキ等の果樹類やバラ、イヌマキ等の花木類の新葉や花弁は成虫に食害される。
土中に生息する幼虫態で越冬し、年1回発生する。種類によって多少異なるが、成虫発生最盛期となる7〜8月に成虫被害が多くなる。産卵は7月から始まり、2〜3齢幼虫が出現する8〜9月に幼虫の被害が急増する。また、未熟な有機物資材を多用すると、成虫の産卵が誘引され、幼虫の被害が多くなる。
幼虫による被害の常発畑では、栽培前に薬剤の土壌混和を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草