病害虫・雑草の情報基地

花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

オオタバコガ

Helicoverpa armigera
チョウ(鱗翅)目ヤガ科

幼虫は刺毛が長く特徴的。体色には緑色から褐色まで変化がある。

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オオタバコガ
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幼虫(体長約40mm、キク)

オオタバコガ
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幼虫(ガーベラ)

オオタバコガ
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オオタバコガ成虫(開張35mm)(上)、タバコガ成虫(下)


被害

カーネーションやバラでは花顎に一つずつ産卵し孵化した幼虫が花雷の中に食入する。

被害作物

キク、カーネーション、ナデシコ、バラ、シクラメン等きわめて多食性。

発生

年間に4~5回発生する。

防除

成虫の飛来・産卵を防虫網等で防ぐことが基本となる。花卉類では蕾の時期から卵を見つけしだい処分する。蕾や果実の中に食入した幼虫に対する薬剤の効果は低い。

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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