診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
被害症状は、土壌中の線虫の密度により異なり、定植直後から開花時まで、様々な生育ステージに現われる。多くの植物で品種間に発病の差がある。罹病植物の直根、細根を問わず、大小のこぶが連続して形成されている。こぶの表面が滑らかなことが特徴である。ガーベラ:生育が止まり、外葉から内側の葉に向かって、徐々に萎れ、黄化、褐変が進む。激しい葉枯れを起こし、ついには株が枯死する。コクチナシ:生育不良や葉の黄化、激しい落葉を生じる。このため葉がまばらになり、花つきはきわめて悪い。徐々に樹勢が衰え、のち株が枯れる。
花:カーネーション、ガーベラ、キキョウ、キク、キンギョソウ、キンセンカ、グラジオラス、トルコギキョウ、バラ、ホウセンカ、ボタン、リンドウ等。花木:クチナシ、サクラ類、サザンカ、ツバキ類、ボケ等。
線虫は土壌中あるいは雑草等に寄生して長期間生存している。浸水や冠水すると土壌が線虫に汚染されることがある。罹病植物を連作すると線虫密度が高まり、被害が大きくなる。
連作をしない。クロタラリア等の対抗植物を植えて線虫の密度を下げる。土壌消毒を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草