診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
地面に接する茎や葉から発病しやすい。先端部や中間部の茎も被害を受ける。初め濡れた染みのような斑点が生じ、これは急速に広がる。すぐに腐敗を起こし、柔らかい茎では病患部から上方は、萎れて枯死する。植物によっては果実や花にも感染し、腐敗する。病患部表面にはカビの菌糸が薄く這う。
アネモネ、アルストロメリア、オーニソガラム、ガーベラ、カラー、キンギョソウ、キンセンカ、ストック、セントポーリア、ニチニチソウ、ネリネ、バラ、パンジー・ビオラ、ユリ、洋ラン類等。花木:ジンチョウゲ、ピラカンサ等。野菜にも発生。
降雨が続くような天候下で発生しやすい。病原菌の種類により好適な温度が異なり、発病時期が違う。土壌中で罹病した植物の残渣とともに病原菌の胞子等が生存しており、これが伝染源となる。病原菌は水中を遊泳できる。衰弱した部位や傷のある茎や葉に感染することが多い。茎葉に発生後は菌糸や胞子により、次々と感染する。本病は極めて多くの植物に発生し、被害をもたらす。
過度の灌水はせず、植物がぬれる時間を短くする。排水を良くし、雨水が溜まらないようにする。可能ならば室内や雨よけで栽培する。発病した茎枝を切除し、枯れた株は早めに処分する。
稲の病害虫と雑草 |
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