診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
主に葉に発生するが、多発すると茎や果実にも発生する。葉では紫褐色の円形病斑を形成し、やがて病斑は拡大し、淡紫褐色の不整形病斑となる。病斑は通常直径0.5~1cmであるが、ときに4cmに達することもある。葉柄基部や果梗に発生すると、やがて病斑は茎に達し、その上部全体が萎れて枯死する。茎には褐色不整形の病斑を生じる。地際の茎が侵されると株全体が萎れて枯死する。果実ではへたの部分や果頂部に褐色のくぼんだ病斑を生じる。
ナス。
施設栽培で発生しやすく、平均気温が20~25℃で多湿条件のとき多発する。病原菌は被害残渣とともに圃場に残る。また、支柱などの資材等に付着して次作の伝染源となる。種子伝染する。病斑上に形成されたかびの胞子が飛散して、周囲にまん延する。
ハウス内の換気を良くし、多湿にならないようにする。適切な肥培管理によって株が過繁茂にならないようにする。発病葉や茎を取り除く。早期に発見し、薬剤を散布する。夏季にハウスを密閉し、資材を含めて太陽熱消毒により次作の伝染源をなくす。
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