診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
育苗期から結球期まで発生する。初め株の片側の下葉が黄化する。黄化は、主脈を中心に葉の片側に発生することが多く、主脈は黄変部に向かって曲がり、奇形となる。やがて、株全体の葉が黄化、落葉し、枯死する。発病株の茎の維管束は褐変する。
キャベツなどのアブラナ科作物。
気温の高い時期に発生しやすい。被害残渣に形成された多数の厚壁胞子(不良環境に耐えられる耐久器官)が、土中で2年以上は生存し、土壌伝染する。発病適温は26~30℃である。病原菌は、キャベツの他、カリフラワー、ハボタン、カブ、コマツナ、チンゲンサイ、ブロッコリーなどのアブラナ科作物を侵す。
アブラナ科作物の連作を避ける。抵抗性品種を作付ける。苗床は無病地に設けるか、土壌消毒を行う。発病株は早期に抜き取り処分する。
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