診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
生育全期間において発生する。はじめ下葉が黄化、萎凋して生育不良となり、激しい場合は枯死する。症状は片側に発生することが多く、一枚の葉でも片側のみに発生し、発症した側に葉がわん曲することもある。根部は肥大が悪く、維管束部が淡褐色~褐色に変色する。外観的症状がなくても、葉や根部の維管束が褐変していることがある。
カブ、コマツナ、チンゲンサイ、パクチョイ、タアサイ、ダイコン
気温の高い時期に発生しやすい。被害残渣に形成された多数の厚壁胞子(不良環境に耐えられる耐久器官の一種)が、土中で2年以上は生存し、土壌伝染する。病原菌のうち、F. oxysporum f.sp. rapaeは、カブ、コマツナ、パクチョイ、チンゲンサイ、タアサイに、F. oxysporum f.sp. raphaniはダイコン、カブに強い病原力を示す。
アブラナ科作物の連作を避ける。抵抗性の強い品種を作付ける。土壌消毒を行う。発病株は早期に抜き取り処分する。発病畑からの土の移動に注意する。
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