診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
果実に寄生した成幼虫の吸収痕が着色せずにいわゆるカスリ果になり、果実や葉にすす病が発生する。また、収穫時の果実ていあ部に寄生した虫が外観品質を下げるため、これらの虫を果実から除去するために余分な労力がかかる。
リンゴ、ナシ類、カキ、モモ、ウメ、ブドウなどの多くの果樹に寄生する。
寒冷地以北における成虫の発生は年2回で、越冬は卵態で行われる。越冬場所は、枝幹部の亀裂部、空洞、粗皮下などである。越冬卵は5月下旬頃からふ化し、樹全体に移動する。第一世代幼虫の発生は7月下旬頃から始まる。
秋期に枝にバンドを巻き、産卵された越冬卵を焼却処分する。また、粗皮削りを行って越冬卵を除去し、発芽前までにマシン油乳剤を散布する。 第一世代ふ化幼虫の移動期である7月下旬、8月上旬頃に薬剤(農薬)を散布する。
稲の病害虫と雑草 |
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