病害虫・雑草の情報基地

ニホンナシの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

マイマイガ

Lymantria dispar
チョウ目ドクガ科

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マイマイガ成虫 ©全農教

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マイマイガ幼虫 ©鹿島哲郎

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マイマイガ幼虫 ©鹿島哲郎

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マイマイガ蛹の脱出殻 ©鹿島哲郎

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マイマイガ卵塊 ©鹿島哲郎


被害

幼虫がナシの葉や芽を食害する。きわめて広食性であり、時々大発生して樹木類に大きな被害を与える。

生態

雌成虫は開帳約70mmで、老熟幼虫は体長約60mmになる。年1回の発生で、卵は卵塊で産付されて越夏・越冬し、4月頃に孵化する。孵化直後に幼虫は集合するが、1齢幼虫はやがて糸を吐いてぶら下がり(その習性から別名ブランコケムシともいわれる)、風に乗って分散する。

防除

卵塊を見つけたら、すり潰すなどの処理をする。発生が多い場合は、若齢幼虫期の4月中に薬剤散布を実施する。しかし、訪花昆虫の活動時期であるため、ミツバチなどに対して影響の小さい薬剤を使用する。

収録:防除ハンドブック「 ニホンナシの病害虫

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