診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
明治から大正年間に侵入したとされる帰化植物。本州以南の各地に広く定着する。道端や荒れ地で見られ、農耕地では、樹園地、牧草地、水田畦畔や畑周りの他、芝地の雑草としても問題となる。
夏から秋に発生し、ロゼットで越冬する越年生雑草である。
春にロゼットから茎が直立し、夏には1~2m程度まで生長する。夏~秋に茎の上部に円錐状の花序をつける。果実は痩果で冠毛により広く拡散する。一つの個体で10万個以上の種子を生産するとされている。
オオアレチノギクとヒメムカシヨモギとの見分けは難しいが、舌状花の有無、茎の毛などで識別できる。
近縁種のアレチノギクは主軸の成長が止まり大きく直立することはない。
刈り払いや除草剤による防除が基本となる。春以降に茎が直立し生育が旺盛になるため、防除の時期を逸しないように注意する。
一般にキク科植物は多数の種子を広範囲に拡散させるため、その前に防除することで次の発生を減らす。
稲の病害虫と雑草 |
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難防除雑草