診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉にのみ発生する。中央が褐色で周囲が黒色の病斑を生じ、早期落葉する。落葉直前に紅葉するが、病斑部の周囲は緑色のままである。多発すると激しく落葉し、果実が成熟前に軟化して落果する。
罹病落葉中で菌糸の塊で越冬する。5月頃病斑部に子のう殻を形成し、そこから子のう胞子が風雨により飛散する。主要感染時期は5〜7月で2〜4か月の潜伏期間を経て、9月頃から発病する。生育期の病斑上で胞子形成はしないため、二次伝染は起こらない。10月以降になると病斑の裏側に黒い小粒点(=未熟な子のう殻)が形成される。
罹病落葉の除去。5〜7月に薬剤散布を行う。発病をはじめてから薬剤散布を行っても効果はない。
稲の病害虫と雑草 |
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