診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
6月頃、展葉した葉の先端や葉縁部が枯れ込み内側に巻葉し、一見灰色かび病が発生したようにみえる。しかし、実際の加害は展葉前であり、加害から症状の発現までにタイムラグがあるため被害葉に加害虫はみられない。
サツキ、ツバキなどで越冬した成虫が4月頃からカキ園に飛来し新芽に産卵する。5月中旬頃から幼虫がふ化し6月上旬頃がピークとなる。年間5~6世代を繰り返すが、カキでは葉の硬化とともにみられなくなる。
防除対象は越冬成虫と第1世代幼虫である。毎年被害を受ける園では休眠期に周辺の越冬植物を防除する。また、園内の雑草にも生息するのでまめに除草することも被害防止に役立つ。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草