病害虫・雑草の情報基地

カキの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

すす点病

Zygophiala jamaicensis
《病原》糸状菌 《発病》果実

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すす点病
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果実の表面に発生した小黒点 ©菊原賢次

すす点病
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果実の表面に発生した小黒点 ©全農教


被害

果実に発生する。果実表面に小黒点を散生または群生し、ワックスがなくなる。果実内部の被害はないが、外観品質を損なう。

発生

本病原菌は多犯性でナラ類、ノブドウ、メダケ類やリンゴ、ナシなど多くの樹種を宿主とするため、宿主植物の多い山間部で発生が多い。6月から感染が始まり、7月の感染が多く、発病は7月上旬から見られる。

防除

周辺の宿主植物を伐採する。密植や過繁茂を避け、通風をよくする。6~7月に薬剤を散布する。

収録:防除ハンドブック「 カキの病害虫

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