診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
展葉期から葉を食害して発育し、開花期には蕾や花も加害する。幼虫の食害量は発育にともなって増加し、幼果期には果実も加害する。
九州以北に分布する。年2回発生し、粗皮下や樹皮の割れ目などに粗い繭を作り、若齢幼虫で越冬する。リンゴを加害するケムシ類のうち、最も早くから活動が観察される。越冬世代成虫は7月上旬~中旬頃に、第1世代成虫は9月上旬~中旬頃に観察される。成虫は、主に葉裏に鱗毛で卵を包むように、卵塊状に産み付ける。
雌雄成虫は開張25~30mm、白色で尾端に橙褐色の毛がある。幼虫は体長約25mmで、体は黒色で背面に広い橙黄色帯が走り、黒色部に白の短毛が混じる。
発生が多い場合は、落花直後に薬剤を散布する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
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難防除雑草