診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉、果実および新梢に発生する。展葉期に花そう、葉そうが白粉をまぶしたようになり、成長せず奇形化する。その後二次伝染した葉では、感染部位が淡緑色で波打つようによじれた状態となり、白粉状の分生子で覆われる。果実では網目状のさびを生じ、新梢では節間も短く成長が阻害される。発病に品種間差異がみられ、ふじ、紅玉などは感受性である。また、本病原菌により、モモの一部品種で果面に「毛じ障害」を引き起こす。
第一次伝染源は芽の組織内に感染した菌糸と、罹病枝上の閉子のう殻であるが、前者が重要である。芽の組織内の菌糸が発芽直後の新葉に感染し、白粉状の分生子を形成し、二次伝染する。6~7月に感染した芽が翌年の伝染源になる。
発芽~展葉期に発病枝を認めたら切除する。開花期前後から落花20日後頃の薬剤散布が有効である。
稲の病害虫と雑草 |
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