病害虫・雑草の情報基地

サツマイモの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ヨツモンカメノコハムシ

Laccoptera quadrimaculata
コウチュウ目ハムシ科

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ヨツモンカメノコハムシ
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成虫(体長7.5~9.0mm) ©林川修二

ヨツモンカメノコハムシ
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幼虫 ©林川修二

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蛹 ©林川修二

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生育初期の被害  ©林川修二

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激しい被害 ©林川修二


被害

成虫、幼虫が葉を食害する。主に展開葉を摂食し、葉脈間に数mmの楕円形~不定形の穴を開ける。ナカジロシタバ若・中齢幼虫の食害痕と類似するが、多発した場合は葉が網目状となる。サツマイモでは苗床を含め栽培期間を通して発生がみられ、生育初期に激しい被害を受けると生育が遅延する。

生態

年間3~4回発生し、南西諸島では成虫で越冬する。本種は沖縄本島以南の琉球諸島に分布していたが、1999年以降に九州、本州でも確認され、分布域を拡大している。

防除

苗床や生育初期の発生に注意する。生育中期以降は他の害虫との同時防除などにより被害は少なくなる。圃場周辺のノアサガオ、ヒルガオは除去する。

収録:防除ハンドブック「 サツマイモの病害虫

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