診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼虫が新芽、葉、蕾、果実を食害する。ふ化幼虫は群棲し、葉裏から表皮を残して食害する。次第に分散し、全体を食害するようになる。中齢・成熟幼虫になると果実に侵入し、内部を食害する。
アブラナ科野菜、マメ科野菜、パセリ、ジャガイモなど多数。
成虫は前翅長18〜23mm、成熟幼虫は約35〜40mm。春と秋の年2回発生する。秋期の発生が最も多い。幼虫や蛹で土中で越冬する。1〜3齢幼虫は緑色で、シャクトリムシのような歩行をする。成長すると淡褐色〜暗褐色になり、昼間は株元などに潜み、夜活発に活動するようになる。発生は少雨の年で多くなる傾向にある。
薬剤防除を行う。幼虫に対する薬剤の感受性は、幼虫の成育が進むにつれて低下するので、若齢期の防除に努める。施設では開口部に防虫ネットを張り成虫の飛来を防止する。防蛾灯(黄色蛍光灯)を点灯する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
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カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草