病害虫・雑草の情報基地

イチゴの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ナメクジ類


有肺目コウラナメクジ科

朽ち木や落ち葉の下など湿ったところにすみ、夜間はい出て各種野菜や花き類を食害する。はい回ったあとに粘着状物質の銀線を残すため、不快害虫としても問題となっている。

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チャコウラナメクジ ©全農教

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チャコウラナメクジ被害 ©全農教

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ノハラナメクジ ©上住泰


被害

イチゴでは果実への被害がある。

防除

見つけたら捕殺する。その際に体表が粘液で湿っているので手袋をする。ビールをいれた容器を設置すると集まってくる習性があるので、設置して処理する。施設内および周辺の雑草を除去する。

ノハラナメクジ

Droceras laeve

成体の体長約30mm、体色は黒紫色で斑紋や模様はない。

被害

各種野菜、花き類。

発生

平地に普通にみられる。湿度が高いときに活動が盛ん。

チャコウラナメクジ

Limax valentiana

成体の体長約70mm、体色は灰黄色で、背面に明瞭な2本の淡褐色の縦線がある。

被害作物

各種野菜、花き類。

発生

都市部周辺の家庭菜園や草地に普通にみられる。湿度が高いときに活動が盛んで、初夏には数十粒ほどの白色半透明の丸い卵を産む。

収録:防除ハンドブック「 イチゴの病害虫

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