診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
キュウリでは中、下位葉への寄生が多く、葉裏の葉脈間が食害され、被害部は褐変する。ひどい場合には葉全体が黄化する。
キュウリ、スイカ、カボチャなどのウリ科作物の他、キク科、ナス科、アブラナ科作物など広範囲に及ぶ。
発生は圃場周辺の雑草からの飛び込みから始まることが多い。通常、露地では梅雨明け後から8、9月にかけて多くなる。特に、高温、乾燥条件下で発生が多くなる。施設では4、5月に発生が多くなる。両生生殖だけでなく、単為生殖も行い、単為生殖由来の成虫は全て雄である。産卵は葉脈などの組織内に行われる。幼虫は2齢を経て蛹になる。卵から羽化までの期間は、25℃恒温条件下で約13日である。
耕種的、物理的防除法についてはミナミキイロアザミウマの項に準ずる。発生が多くなるようであれば薬剤による防除を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草