診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
生長点部が加害され、ホルモン障害の様な症状になり、ひどい場合には芯止まりになる。被害症状はチャノホコリダニによる被害とよく似ているが、生長点部が褐変、枯死することはない。
ナス、トマト、キュウリ、メロンなど。
圃場に施用された堆肥や敷きワラなどの有機物が分解する過程で大量発生し、生長点部にに移動して加害する。本来、食菌性のダニであり、灰色カビ病などが発生した場合には、これらを餌に繁殖する。健全な植物体上で繁殖することはなく、少発生時にはほとんど被害が出ることはない。最大の繁殖源である有機物の分解が進むにつれて発生密度は低下する。25℃恒温条件下における卵から成虫になるまでの期間は約5日と短く、条件が揃えば短期間のうちに高密度になる。チャノホコリダニと同様、単為生殖と両性生殖を行い、単為生殖由来の成虫はすべて雄である。
稲ワラや未熟堆肥の使用を避け、十分腐食化が進んだ堆肥を施用する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草