診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
ウリ類での発生は比較的少ないが、時として発生し、葉、花蕾、果実を食害する。若齢幼虫は、主に生長点部や花の中に入って食害する。中、老齢幼虫になると果実も食害するため、着果数の少ないスイカやメロンで発生すると思わぬ被害が生じる。
ウリ類の他、ナス、トマト、ピーマンなどナス科作物、オクラ、キャベツ、レタス、イチゴなど広範囲に及ぶ。
露地栽培では、主に8~10月頃にかけて発生が見られる。施設栽培では、秋季に野外から侵入した個体が発生源になる。生長点付近の葉に1卵ずつ産卵する。幼虫は6齢を経て土中で蛹化する。高温、乾燥が続くと発生が多くなる。卵から成虫になるまでの期間は25℃恒温条件下で約30日である。
施設栽培では、成虫の侵入防止対策として換気窓など開口部への防虫ネット被覆や防蛾灯(黄色蛍光灯)の夜間点灯を行う。発生が多い場合には、薬剤による防除を行う。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
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サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
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キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
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カキの病害虫 |
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花の病害虫 |
難防除雑草