診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼芽期に葉鞘褐変、生育不良、葉の出すくみ等の症状を示し、子葉や本葉に黒褐色短線を伴う病斑を生じる。本田では初め下葉に黒色楕円形の小斑点を生じ、2 〜3mm のゴマ粒大の黒色楕円形で周囲は黄色の病斑となる。籾では周縁不鮮明な紡錘形〜楕円形斑点を生じる。みご、穂軸、枝梗に発生すると穂枯れ症状となり、品質、収量を低下させる。
本病の第一次伝染源は、前年度の罹病種子である。このため、種籾を無消毒で播種すると育苗箱で激しく発生する。本田では、老朽化水田などの秋落ち水田で多発する。
防除の基本は健全種子の確保と種子消毒の励行である。採種圃産種子を利用し、種子消毒を徹底する。本田防除の基本は土壌改良と施肥改善による秋落ちの防止であるが、常発地では薬剤防除を実施する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草