病害虫・雑草の情報基地

花の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

マイマイガ

Lymantria dispar japonica
チョウ(鱗翅)目ドクガ科

幼虫の持つ毒刺毛の刺激は弱いが、人によりかぶれることがある。若齢幼虫が糸を吐いて下垂することからブランコケムシとも言われる。

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幼虫(バラ)

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成虫(開張約80mm、バラ)

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幼虫(体長約50mm、ツツジ)


被害作物

寄主範囲はきわめて広く、ナシ、カキ等の落葉果樹類の重要害虫であるが、ヒマラヤスギ、クヌギ等を食樹とする森林害虫でもある。サクラ、ツツジ、バラにも被害が多い。

発生

年1回の発生で、卵で越冬する。4月頃から孵化し、関東では7月頃に羽化する。

防除

樹幹の表面等に産みつけられた黄褐色の卵塊や、分散前の若齢幼虫を処分する。発生が多いときは薬剤を散布する。

収録:防除ハンドブック「 花の病害虫

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