診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉に濃淡の同心円を描いた褐色斑点が形成される。落葉が激しい。
ハナミズキ:発病後の進み方が早く、すぐに大型で淡褐色の病斑になる。病斑の輪紋がはっきりしている。隣の病斑と重なり、葉枯れを起こすことも多い。病葉は長く枝に着いていて、美観を損なう。発病が激しいと枝枯れを起こすため、毎年発生すると樹勢が著しく弱る。病斑上には直径0.5mm大の菌体が多数形成される。これは診断のポイントとなる。
サザンカ・ツバキ類:はっきりとした淡褐色~茶色の円い斑点を形成する。病葉はすぐに落葉する。このため、とくにサザンカの生垣では被害が大きく、次々と罹病、落葉を繰り返し、葉がまばらとなり、生垣としての価値がなくなる。ハナミズキと同様の菌体が生じる。
マメザクラ:病斑は円形で、比較的小さいがはっきりとした輪紋をもつ。病斑中央部に1~数個の菌体が生じる。病斑部が脱落する特徴がある。
サザンカ、ツバキ類、ハナミズキ、ヒメシャラ、マメザクラ、ミズキ、ヤマボウシ等多数。草本植物にも発生。
梅雨期に発生が多い。発病の多いハナミズキやサザンカから他の植物へ伝染する。病斑上の菌体が雨滴のしぶきとともに飛散する。
早めに病葉を除去する。落葉にも菌体が生存しているので早めに処分する。
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