診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成幼虫の吸汁により葉が葉表に凸状に変形する。葉裏は凹状にくぼみ、長くのびた毛じが密集し毛せんを形成する。本虫の加害による葉の被害はそれほど大きくないが、巨峰群品種に重大な被害を及ぼすブドウえそ果病ウイルスを媒介する。
成虫が芽の鱗片の内側で越冬する。成虫の体長は0.2mmと小さく肉眼で見ることはできない。展葉とともに吸汁をはじめ、1~5葉に毛せんが形成される。卵は毛せん内に産まれる。毛せんで増殖した個体は、歩行により新梢先端へと移動加害を行う。6月ごろに新梢での2回目の毛せん発生が見られる。元葉での密度が高いと副梢にも毛せんが見られる。成虫は秋期になると鱗片内へと移動する。
休眠期の石灰硫黄合剤による防除が効果が高い。生育初期に被害葉が見られる場合は取り除く。
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