診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成幼虫が根や葉に寄生し吸汁する。吸汁により根にはコブが、葉では葉裏に凸状に虫えいが作られる。根にコブができると養分の吸収が阻害され、樹勢低下や開花期の花ぶるいなどの被害となる。葉では、虫えいが多数作られると葉表へ巻きあがり生育が阻害される。
樹上に産み付けられた卵で越冬する。ふ化した幼虫は葉を吸汁し虫えいを作り増殖していく。6月~9月ごろに虫えいが作られる。葉で増殖したもののうち一部は地下部へ移動し根を吸汁し根にコブを作る。地下で増殖する個体から有翅虫が生じ越冬卵を産卵する。
抵抗性台木を用いた栽培を基本とする。根のコブによる被害は抵抗性台木を用いれば問題とならない。自根で栽培し、根に被害が発生した場合は、粒剤の散布や薬剤の灌注処理による防除を行う。
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