診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
植物に寄生して吸汁することで、表面の細胞が壊死し、穂軸の褐変や果粒表面のコルク化が生じる。また、一部の緑色系品種では、収穫期直前に果粒表面を加害されると茶褐色のシミが発生する。葉では葉脈沿いに加害し、褐変する。
例年、発生は6月以降に急増し、梅雨明けから8月が最も多い。その後は減少に転じ、10月ごろまで観察される。
発生初期からの定期的な薬剤散布によって、圃場内の個体数を低密度に維持する。本種は、成長点に近い軟弱な植物組織に好んで寄生しているため、薬剤散布の際には、新梢の先端や、副梢にも薬剤が付着するように留意し、棚上からも十分に散布する。 果房への袋かけを行う場合は、薬剤散布後の期間を空けないうちに行い、袋内への侵入を阻止するため、止め金をしっかりと固定する。 多くの植物に寄生するので、越冬・増殖場所とならないように、園内外の植物の管理を徹底する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
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難防除雑草