診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
果房への寄生、排泄物による汚れ、そこに発生する黒いカビ(いわゆるスス病)の発生により、品質が著しく低下する。果房の寄生部位は、目の届きづらい内側であり、生産者が被害に気づかない場合もある。また、数種のウイルス(GVA、GVB、GLRaV-3)を伝搬することが確認されている。
粗皮下に産み付けられた卵嚢で越冬する。5月になると幼虫がふ化し、新梢基部や若葉の葉裏などに寄生する。6月には成虫となり、再び粗皮下に産卵する。その後、7月、9月にも幼虫の発生が認められ、年3世代を経過する。
休眠期に粗皮削りを実施し、越冬している卵嚢を除去する。各世代の幼虫発生期に薬剤散布を実施するが、特に1回目の発生期である5月の防除を重点的に実施する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
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モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草