診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉に発生する。はじめ、微少な黄白色の斑点を生じ、しだいに拡大して紡錘形から楕円形の大型病斑となる。病斑は周囲が黄色でその内側が灰白色、中央部には黒色~黒褐色すす状のかびが生じ、同心輪紋状となる。
ネギ
かびによる病害で、病原菌は残さとともに圃場に残り、次作の伝染源となる。病斑上の胞子が飛散して周囲にまん延する。気温が低く、15℃前後で降雨が続くと多発する。露地では5月下旬頃から晩秋まで発生する。高温期や乾燥条件では発病しにくい。症状は黒斑病、葉枯病と類似しており、正確な診断を行うためには顕微鏡による観察が必要である。
前作で多発した圃場では連作しない。低湿地での栽培を避ける。排水を良くする。発病葉は取り除いて圃場外に処分する。収穫後の被害残さは圃場外に持ち出し、適切に処分する。早めに薬剤散布する。
稲の病害虫と雑草 |
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難防除雑草