診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
床土表面や種籾周囲に白いかびが生え、後に帯緑黄色から青緑色になる。本病はパッチ状に発生する場合が多く、根は褐変し、根長は短く根数も少ない。症状が軽い場合は苗の黄化や生育不揃いとなるが、激しい場合は出芽前に種籾が腐敗し、出芽しても苗は黄化枯死する。本病の特徴は、床土表面や種籾周囲に青緑色のかびが密生することである。
汚染土壌や育苗施設、器材等から育苗箱に侵入する。保水力の小さい砂土や山土を育苗土に用いた場合や土壌pH が5.0 より低い場合に多発する。
育苗施設、器材を十分洗浄し育苗環境の浄化に努めるとともに育苗土は人工粒状培土を用い、汚染土壌の使用は避ける。これらを行った上で、薬剤防除を行う。
出芽後白いかびが床土表面を被い、発芽や苗の生育を阻害する。激しいと苗は白~淡褐色になり枯死する。罹病苗は根数が少なく、草丈も劣り、褐変・腐敗する。リゾプス属菌による苗立枯病に類似するが症状は比較的軽い。
リゾプス属菌による苗立枯病と類似するがより低温条件で発生しやすい。伝染経路も類似する。
リゾプス属菌による苗立枯病の耕種的防除に準ずる。
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