診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
北アメリカ原産の帰化植物で、全国の路傍、荒れ地などに帰化している一年生雑草。
水稲作では、主に乾田直播栽培の乾田期に発生する。乾田期の選択性茎葉処理剤のうち、ビスピリバックナトリウム塩液剤の本種に対する薬効が低いため、雑草ヒエと区別できないまま同剤を連用すると水田内に蔓延することがある。
雑草ヒエほど大型の株となることは少ないが、水田内に発生すると稲の出穂を過ぎた頃、稲の植被上に、長さ30cmほどにもなる大型の穂が目立つ。幼植物段階では葉鞘と葉の裏に短毛が密生する点で雑草ヒエとは容易に区別できる。
本種の発生が目立つ場合は、乾田期に本種に有効な選択性茎葉処理剤により防除する。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草