診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼虫が葉を食害する。幼虫は葉を折ったり、重なり合う葉を綴って中に潜り、内側から表皮を残して葉肉を食害するので、葉脈が網目状に残り、表皮が白く透けて見える。食害部は古くなると表皮が破れ、葉脈だけになることがある。新しい被害葉の中を開くと幼虫と糞が認められる。早植栽培では5~6月、普通栽培では苗床と8月下旬以降に被害が多い。
関東地方では年に4回、西南暖地では6~7回発生する。成虫で越冬し苗床や早植栽培の圃場へ飛来する。1雌の産卵数は約300粒で、25℃条件下では卵5日、幼虫12日、蛹7日程度を要する。九州以北に分布する。
春期は他のチョウ目害虫より発生が多く、苗床や生育初期の発生に注意する。老齢幼虫は葉を固く綴るため、薬剤が到達しにくく防除が困難となる。
稲の病害虫と雑草 |
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