病害虫・雑草の情報基地

ジャガイモの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

てんぐ巣病(てんぐすびょう)

Phytoplasma
≪病原≫ファイトプラズマ  ≪発病≫塊茎・幼茎

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てんぐ巣病(てんぐすびょう)
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葉は単葉となり、黄化して小型化するⒸ村山大記

てんぐ巣病(てんぐすびょう)
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萌芽時の症状。Ⓒ田中文夫


被害

生育初期に感染すると、小塊茎が多く形成される。新塊茎は休眠せず、やがて細い芽(線芽)を多数生ずる。葉は単葉となり、黄化して小型化する。生育後期に感染すると塊茎は外観上健全であるが、翌春以降に線芽を密生する。近年、本病の発生はきわめてまれである。

被害作物

ジャガイモのほか、多数の植物を侵害する。

発生

病原は細胞壁を欠く特殊な細菌の一種で、種いも伝染するほか、キマダラヒロヨコバイによって虫媒伝染する。

防除

健全種いもを使用する。

収録:防除ハンドブック「 」

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